被害女性はマインドコントロールされていて、
なかなか被害が明るみにならなかったらしい。
このニュースを見た感想は、
統一教会にしろオウムにしろ悪徳商法にしろ、
なんで、こんなバカバカしいものに簡単に騙されるのか、ということ。
でも、この騙されるメカニズムは
意外とシンプルで明快だ。
摂理の教祖が言っていたセリフ、
ここに騙されるメカニズムが存在する。
疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。
実はこれは聖書に書いてある言葉らしいのだが。
キリスト教が悪いとは言わない。
ただ、キリスト教の教祖キリストは故人だ。
故人に煩悩はない。
しかし摂理の教祖は故人ではない。
煩悩を持った生身の人間だ。
心に神や仏を持つのは悪いとは言わない。
人間は弱い生き物だから、
心の支えは必要な人もいるだろう。
死への恐怖から逃れるために、
天国や極楽という考え方を作り出し、
煩悩を戒めるために、
地獄という概念を生み出した。
それは欲望や恐怖から社会秩序を守るための、
人間の知恵であると言えるだろう。
しかし、神や仏は、
自分の心の中に持つものであって、
生身の人間に求めてはいけない。
生身の人間には必ず煩悩がある。
真に悟りを開いた人など、絶対に存在しない。
死ぬ前に悟りを開くなど、
本当に悟りを追求する人ならば、
絶対にあり得ないと答えるだろう。
話がそれたので元に戻そう^^;
心に疲れや重荷を負っているとき、
人は冷静な判断能力を欠く。
また、そのような心理状態のとき、
人は厳しい言葉ではなく、優しい言葉を求める。
この
「疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。」
というセリフは、
マインドコントロールを掛けやすい心理状態にある人を、
ロックオンするための言葉だ。
マーケティング的に言えば、
ターゲット層にのみ的確にメッセージを伝える。
つまり、「カモ」を救い上げる「ふるい」の役割を果たす。
そして心に疲れや重荷を負っている人は、
かなりの高確率で、簡単に釣り上げられてしまう。
これは、借金相談に乗っていれば嫌でも気づくことだ。
私に借金の相談をしてくる人は、かなりの確率で、
私の厳しい言葉から逃げようとする。
そして、優しい言葉をかけてくれる相手、
自分の気持ちを「わかる、わかるよ」と聞いてくれる人にすがろうとする。
疲れを癒し、重荷を取り除いてくれる人が神様に見える。
しかし、この世に神はいない。
神はあの世にのみ存在する・・・。
この世に存在する神は、すべて「えせ」だ。
この世に存在する人間は、
すべて煩悩を持った生身の人間であり、
欲望を持った低俗な生き物である。
仮にあなたに好意を持って近づいてくる相手であっても、
そこには煩悩を満たすための「何か」が必要だ。
悪いのは摂理である。それは間違いない。
しかし、仮に教祖が逮捕されようと死刑になろうと、
性的暴行を受けて負った心の傷が、必ずしも癒えるとは限らない。
自分を守るのは自分自身しかいない。
心の疲れや重荷を軽くしてもらおうと他人にすがり、
その結果、心の疲れや重荷は軽くなったか?
かえって重くなったのではないか?
新たな心の疲れや重荷を抱える結果となったのではないか?
心の疲れを癒し、重荷を軽くしたいのなら、
自らが強くなるしかない。
心も体も同じだ。
体の疲れを癒し、重荷を軽く感じるためには、
疲れない体をつくり、より重い荷物を持つ体力をつけるしかない。
人生において、
疲れない、という選択はない。
荷物を持たない、という選択肢もない。
また幸運にも、
破壊されるほどの疲れや重荷はやってこない。
ギリギリの試練が与えられるだけだ。
ギリギリの試練が与えられたとき、
逃げるか、立ち向かうか。
ただそれだけの違いなんだ。
ギリギリの限界を超えたと感じた場合、
そのときは一旦医師の助けを借りればいい。
でも決して逃げてはいけない。
逃げるならば「カモ」となり、
新興宗教や悪徳商法の餌食となる。
そしてまた、多重債務者となる。
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